資金調達別!スピード・コストパフォーマンスを評価
今回は中小企業で主に利用されている資金調達方法を「スピード」「コストパフォーマンス」等をさらに細かく確認していきたいと思います。
状況に応じて使い分けられるよう、予め確認しておきましょう。
さらに記事の後半では優良ファクタリング会社3社をスピードの観点から比較しています。
- 1.スピードに優れた資金調達方法
- 1-1.ファクタリング
- 1-2.役員からの借入
- 1-3.生命保険貸付
- 2.コストパフォーマンスを比較
- 2-1.補助金・助成金
- 2-2.銀行からの融資
- 2-3.クラウドファンディング
- 3.ファクタリングとの併用もおすすめ
- 3-1.銀行融資や補助金のつなぎ資金
- 3-2.申請コストの確保
- 4.ファクタリング会社3社のスピード比較
- 4-1.スピードに定評があるファクタリング会社
- 4-1-1.アクセルファクター
- 4-1-2.BestFactor
- 4-1-3.ウィット
- 5.焦らずしっかりと検討することが大事
スピードに優れた資金調達方法
中小企業によく利用されている資金調達方法として、銀行融資・ファクタリング・ビジネスローン・クラウドファンディングなどが挙げられます。
まずはこれらの「スピード」について確認してまいります。
ファクタリング|スピード★★★★★
ファクタリングは即日~3日で資金調達が可能であり、数ある資金調達方法の中でもトップレベルのスピードを有していると言えます。
最短即日が可能な理由として「審査が簡易」「エビデンス書類が少ない」「オンラインでの取引に対応している」などが挙げられます。
また、ファクタリングの審査では利用する企業の財務状況よりも売掛先企業(取引先)の信用や取引年数等が重視されますので、赤字や滞納があっても利用できるという点も大きなメリットです。
銀行融資の審査に通らなかった・1日でも早くキャッシュが必要といったシーンでマッチする資金調達方法です。
役員からの借入|スピード★★★★☆
取締役や理事等からお金を借りる方法です。
役員は企業内部の人間ですので、当然ですが審査を経ることなくスピーディーに資金を調達できます。
しかしながら、役員とは言えあくまでも企業と個人の契約に当たりますから、金利や返済期日はしっかりと定めておかねばなりません。
なお、金利を定めておかない若しくは金利をゼロにした場合、当該契約が「贈与」とみなされ、追徴課税(贈与税)を受ける恐れがあります。
顧問税理士とよく相談した上で然るべき金利を設定するようにしてください。
また、役員から借り入れた金銭は株式によって返済するという方法(デッドエクイティスワップ)もありますので、柔軟性に富んでいるというメリットもあります。
生命保険貸付|スピード★★★☆☆
生命保険貸付は、文字通り生命保険を担保にお金を借りる方法です。
銀行法や貸金業法の適用を受けないため、信用情報に傷がある又は他に借り入れがあっても利用できるというメリットがあります。
さらに、銀行や消費者金融とは異なり審査を経る必要がないため、スピード面に関しては他の資金調達よりも頭一つ抜きん出ていると言えます。
近年では契約時に予め借入用のカードを作成しておき、専用のATMで24時間借入・返済が可能なサービスも登場しています。
また、生命保険貸付には元本の返済を翌月に繰り越すことができる利点もあり、無理の無いキャッシュフロー改善が可能です。
コストパフォーマンスを比較
スピードに並び、事業用の資金調達ではコスト面も大変重要な項目です。
各資金調達の「コストパフォーマンス」についても併せて確認していきましょう。
補助金・助成金|コスパ★★★★★
補助金・助成金は、特定の要件を満たした企業に交付されるお金です。
基本的には返済が不要であり、利用が実現すれば経営の大きな手助けとなることは間違いありません。
一方で、審査が非常に厳しい上、綿密な事業計画書や申請直前までの残高試算表、決算報告書、納税証明書など大量の疎明書類が必要です。
また、各種財務諸表類や事業計画書の作成については専門家の介入が原則であり、その際に多額のコストが掛かってしまう点を視野に入れておく必要があるでしょう。
それでも、それに見合うだけのリターンが補助金・助成金にはあります。
要件を満たせそうであれば、積極的に活用してみてください。
銀行からの融資|コスパ★★★★☆
銀行融資は、王道中の王道と言える資金調達でしょう。
企業によって各々条件は異なりますが、消費者金融に比べて低金利かつ長期的な利用が見込めます。
しかしながら、低い金利・手数料にて長期的にお金を貸し出す訳ですから、銀行側から見るとハイリスク・ローリターンな取引とも言えます。
そのため審査は非常に厳しいものとなり、赤字決算や税金滞納など、少しでもネガティブな箇所が見られれば問答無用で利用不可(ゼロ回答)となってしまいます。
また、申し込み時に伝えた使途以外では利用できないという点も銀行融資の特徴です。
コストは低いものの、柔軟性が低くつなぎ資金としてはマッチしません。
クラウドファンディング|コスパ★★★☆☆
クラウドファンディングは、インターネットが普及した現代だからこそ実現した資金調達方法ではないでしょうか。
一般的に融資が受けづらいと言われている「高齢者」「女性」「未成年」であっても、上手くいけば数百万円・数千万円の事業資金を得られる可能性を秘めています。
もちろん、多額の資金を得るためにはその分魅力のある提案(リターン)が必要です。
例えば、飲食店であれば1年間食事が無料、商品開発であれば商品の提供などが必要となり、場合によっては赤字になる恐れも否定できません。
しかしながら、ビジネスチャンスを掴むという意味では、大きな選択肢の一つです。
自信のあるプロジェクトだが銀行融資やファクタリングの利用が難しい…というシーンであれば是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ファクタリングとの併用もおすすめ
スピードに優れていてもコストが高い、コストは低いがスピード面に難があるなど、各資金調達でそれぞれメリット・デメリットは異なります。
しかしながら、資金調達はいずれか一つを選ばなければならない訳ではありません。
場合によっては、これら複数の資金調達を組み合わせるというのも有効な手段です。
例えば、ファクタリングであれば以下の資金調達・シーンで相性が良いと言えます。
銀行融資や補助金のつなぎ資金
前述した通り、銀行融資や補助金・助成金は、長期かつ低コストでまとまった金額を得られる資金調達ですが、スピード面に関しては優れていません。
特に補助金や助成金に関しては振り込みまでに数か月を要することも珍しくなく、銀行融資も決済までに数週間から1か月程度掛かるのが一般的です。
そのため、銀行融資や補助金等を活用する場合はファクタリングとの併用がおすすめです。
ファクタリングによってつなぎ資金を調達することで、万が一の事態に備えつつ長期的な事業資金の確保が狙えます。
申請コストの確保
資金を調達する際に費用が発生することがあります。
例えば、助成金や補助金を申し込む場合、申請書・各財務諸表類・事業計画書・納税証明書や登記簿謄本等の添付書類といったように、数多くのエビデンス資料を用意・作成せねばなりません。
作成には高い専門知識が必要な上、万が一不備があれば申請が却下されてしまいますので、可能であれば専門家への依頼が望ましいです。
ただし、書類作成の報酬で数十万円を要することも考えられますので、事前にある程度のキャッシュを確保しておく必要があります。
ファクタリングであれば、必要な金額だけスピーディーに確保することができます。
1つの資金調達に固執せず、各資金調達の特性を生かし柔軟に対処しましょう。
ファクタリング会社3社のスピード比較
コストと並び、重要項目とされる資金調達の「スピード」。
如何にコストパフォーマンスに優れていたとしても、実行までに数か月も要してしまっては本末転倒と言わざるを得ません。
当ページでは、即日可能なファクタリング会社・即日振込みの条件・振り込みスピードをよりアップさせるための準備等をご紹介します。
スピードに定評があるファクタリング会社
「買取金額を重視する」
「柔軟な審査で幅広い債権の買取に対応している」
など、ファクタリング会社によって特長は異なります。
そのため、1分1秒を争うシーンであれば「スピードを重視するファクタリング会社」を選んだ方が良いのは間違いありません。
スピードに特化しているファクタリング会社を以下の通りまとめましたので、書類チェックから振込までに要する時間の目安まで、併せてチェックしてみてください。
アクセルファクター|スピード★★★★★
アクセルファクターは国内最大手レベルのファクタリング会社であり、大企業から個人事業主まで幅広く対応しています。
大手ファクタリング会社だからこそ実現した“薄利多売の買取スキーム”で徹底した手続きの簡素化を図り、驚くべきスピードと安価な手数料を実現しています。
さらに、審査の柔軟性をも兼ね備えている点がアクセルファクターの凄いところ。
大手ファクタリング会社にありがちな「マニュアル化」は避け、スピーディーながら利用企業に寄り添う柔軟な審査を心掛けています。
他社で断られてしまった債権であっても、アクセルファクターであれば現金化出来る可能性が高いでしょう。
オンラインファクタリングが魅力
驚くべきスピードを実現できたもう一つのスキーム。
それが、アクセルファクターの「オンラインファクタリング」です。
オンラインファクタリングとは、PC・スマートフォン等からのお申込み・書類提出等が行えるファクタリングサービスで、文字通り全ての手続きがオンライン上で完結します。
そのため、書類提出や審査をスムーズに行うことができ、従来のファクタリングに比べて振込までのスピードを大きく短縮することに成功しました。
また、オンラインファクタリングはインターネット環境さえあればご利用ができるため、今までファクタリングを諦めていた企業にとって、新たな資金調達の選択肢を生み出しています。
アクセルファクター担当者より
弊社のファクタリングサービスは、とにかくスピードを重視しております。
中小企業様にとって、給与・外注費・仕入代金等の支払いの遅れは信用度の大きな低下を招き、経営不振や倒産に直結する恐れがあるためです。
かといって、機械的に審査を行っている訳ではありません。
ご利用企業様一社一社に寄り添い、状況や背景をしっかりと勘案した上で審査を行っています。
書類さえ揃っていれば最短3時間でのお振込みも可能ですので、早急な資金調達をお求めであれば是非ご相談ください。
スピードと柔軟性を兼ね備えたファクタリングこそ、アクセルファクターの魅力です。
BestFactor|スピード★★★★☆
BestFactor(ベストファクター)は、個人事業主・小規模企業まで幅広く対応しているファクタリング会社です。
「スピーディーかつ簡単なファクタリング」をコンセプトにしており、即日振込が原則!
2.0%~という低手数料も魅力であり、まさに少額債権のファクタリングに打ってつけのサービスと言えるでしょう。
もちろん、個人事業主だけではなく債権額300万円までであれば大企業にもベストマッチするファクタリング会社です。
来所不要で時間短縮が可能
ファクタリング会社の多くは「顔を合わせての事前面談」を必須項目にしており、当該手続きが数時間乃至は数日のロスへと繋がっていました。
BestFactorでは、お申し込みから審査までに要する時間を極力カットし、最短数時間という驚くべきスピードを実現しています。
また、審査書類の提出はオンライン上で行うことも可能なため、来所による提出はもちろん郵送の手間も掛かりません。
万が一書類に不備・不足が合った場合もオンラインでサッと行うことが可能です。
BestFactor担当者より
弊社では少額債権(概ね300万円まで)の買取を特に得意としており、午前中にお申込みいただければ大半は即日中のお振込みが可能です。
また、はじめてご利用いただく企業様は書類提出にご不安があるかと存じますが、もし書類に不備があったとしても追加でご提出いただければ問題ございません。
追加提出の間も並行して審査を行っており、スピードが落ちるご心配はございませんので、まずはお申し込みください。
買取金額のお見積り・お振込み時間の目安を無料でご案内させていただきます。
ウィット|スピード★★★☆☆
ウィットは債権買取サービスのパイオニア的な存在のファクタリング会社です。
「少額債権の買取が強み」という点で前2社と共通しておりますが、ウィットには長期運営で培った確かな実績と経験があります。
また、ファクタリングは個々の状況や債権の額及び種類に応じて買取額が異なるという特性がありますが、ウィットであれば過去の例に沿って大まかな買取額が算出できるため、スムーズなお見積りが可能です。
利用した企業からの評判・満足度も非常に高く、末永く利用できるファクタリング会社を探している方にも打ってつけと言えるでしょう。
高い信頼性が魅力
手形取引の衰退・貸金業法の改正など、資金調達の選択肢は年を追う毎に減ってゆき、特に中小企業にとってキャッシュ不足は経営破綻に直結する大きなリスクと言えました。
このような背景も相まって、個人事業主・中小企業を中心に2017年ごろからファクタリングによる資金繰りが大流行します。
ウィットは、当該流行以前より運営を続けてきた先駆者であり、信頼性・安全性は頭一つ抜きんでた存在と言っても過言ではありません。
また、本店(東京)の他、仙台支社・福岡支社の全国3店舗で運営する大手ファクタリング会社でもあり、利便性にも長けています。
対面・非対面双方に対応しており「スピードと安全性両方を重視したい」という方にマッチするファクタリング会社です。
ウィット担当者より
即日ファクタリングをご希望であれば是非当社にお任せください。
買取金額や書類のご提出状況によっても異なりますが、午前中にお申込みいただければ最短即日中のお振込みが可能です。
また、当社ではフリーダイヤルによる相談窓口を設置しており、ご不明点を事前にクリアにした上でご利用いただくことができます。
他ファクタリング会社をご利用された企業様の中には「債権額が少なかったせいか担当者の態度が悪かった」という声も多く聞かれますが、当社ではそのようなことは一切ございません。
少額債権も大歓迎ですので、まずは是非ともご相談くださいませ。
焦らずしっかりと検討することが大事
ハイスピード・高い利便性を謳うファクタリングの会社の中には、予め買取の基準を設けているケース(信頼性の高い債権しか買い取らない・支払い期日が1か月以内のもののみなど)が見られます。
特に大手ファクタリング会社によく見られる傾向で、いくらスピードに長けていたとしても、柔軟性を欠いてはファクタリングの魅力が半減してしまいます。
しかしながら、仮に利用を断られてしまっても決して諦めてはなりません。
財務状況・創業年数・キャッシュ不足に陥った理由や背景など、お客様に寄り添って審査しているファクタリング会社であれば利用できる可能性は十分にあります。
なお、財務諸表類・請求書・通帳のコピーはほぼ必須の書類となっておりますので、予めご準備しておくとよりスムーズに手続きが進められます。
さらにスピードを上げたいのであれば、各ファクタリング会社の公式ホームページを参照し、記載されている必要書類も併せてご準備しておくと良いでしょう。